ラブ・ミー

 

『ラブ・ミー』は児童虐待を子どもの目線で描いた映画です。
児童虐待のニュースが時々テレビ等で
報道されることがあります。
しかし、ほとんどの人が自分とは関係無い、
不良の親達による事件だと思ってはいないでしょうか?
多くの人に児童虐待について、
自分の事として深く考えてもらいたい。
そういう思いでこの映画は作られました。

 日程・開演時間

12/13(水)
1回目上映 12:40~
2回目上映 15:20~
3回目上映 19:00~

12/14(木)
1回目上映 12:40~
2回目上映 15:20~
3回目上映 19:00~

12/15(金)
1回目上映 12:40~
2回目上映 15:20~

12/16(土)休映
12/17(日)休映

12/18(月)
1回目上映 19:00~

12/19(火)
1回目上映 19:00~

12/20(水)
1回目上映 12:40~

12/21(木)
1回目上映 12:40~

12/22(金)休映
12/23(土)休映

12/24(日)
1回目上映 12:40~
2回目上映 15:20~

上映時間2時間

料金 一般 1,000円

*予約不要・現金のみ
上映会場: ワイルドファイア・スタジオ
東京都千代田区西神田 3-3-12 西神田YSビル B-1
最寄り駅:九段下駅5分 水道橋駅10分  神保町駅10分

 

■ STORY ■

愛子は沖縄の母の実家で母、奈美子と祖母との3人で暮らしていた。自分には父親はいない。そう思っていた。しかし、8才になって母は一人の男性を愛子に会わせる。それが愛子の実の父親、史郎だった。愛子が産まれてすぐ、奈美子は史郎と離婚したのだが、寂しさに耐えられなくなった彼女は再び史郎と結婚したのだった。

史郎は普通のサラリーマンで、やさしくて、社交的で常識もあるごく普通の人間だと世間では思われていた。だが、元々DV体質で、以前の離婚の原因も彼のDVだった。 3人で暮らすようになり、やはり史郎は奈美子に暴力を振るうようになる。やがて愛子の妹が生まれた。それをきっかけに実家のある千葉へ引っ越すことになった。

史郎の実家へに挨拶に行った愛子は、いとこの恭一と仲良くなった。


千葉に引っ越してから史郎のDVの標的は奈美子から愛子へと移っていった。そして、その暴力はどんどんエスカレートしていった。
学校のアンケートで、ついに史郎の暴力が発覚し、愛子は児童相談所に一時保護された。数週間後、父の実家で暮らす事を条件に保護解除となる。
しばらくは恭一の家族と暮らす平和な日々が続いたが、やがて史郎は愛子を強引に自分の元に連れ帰ってしまう。

家に帰って来て数ヶ月たつと、また暴力が増えてくる。そして激しい暴力を振るう事も頻繁となってしまう。見かねた母は父の実家に同居する父の妹に助けを求め、実家に連れ帰ってもらう。再び父の実家での暮らしが始まる。愛子が10才の頃である。愛子は実家で同居する父の妹の息子の恭一と仲良くなった。恭一は愛子をもう二度と、あのひどい父の元には帰さないと心に誓う。

家庭という密室での悲劇 - 児童虐待

令和3年度、日本全国の児童相談所における児童虐待相談対応件数は、207,660件で、過去最多です。
児童相談所への相談件数は、右肩上がりで増えています。家庭内の虐待は 外部から見えにくく、また干渉しづらいという特徴があります。
日本は、国際的に見ても「子どもの権利」の保障が遅れています。
日本が国連の「子どもの権利条約」に批准したのは1994年、世界で158番目と遅かった。
その後22年経って、やっと2016年に「子どもの権利」が、日本の法律(児童福祉法)に明記されました。
しかし日本では、子どもに関わる福祉や教育の現場でさえも、子どもの権利を尊重しているとは言い難いというのが現状です。
国連からも何度も勧告を受けています。

■CAST■

市川 愛子 役:道上 愛弓


主な代表作にNHK Eテレ「シャキーン!」
むちゅう人のこども ミチ役レギュラー


TX「笑われるニホン人」アシスタントパー子役


EX「警視庁・捜査一課長2020」萩幼少役


CMマクドナルドハッピーセット「パディントン」篇、


ピカちんキット「願いが叶う!?」篇


WEB森永ホットケーキミックス「うたっておどろう


『森永ホットケーキのうた』」などがある

 

 

 

市川 史郎 役:木村 知貴
1978年8月31日生まれ 秋田県出身
自主・商業の枠に捉われず、映画を中心に活動。
『はこぶね』(22/大西諒監督)で第23回TAMA NEW WAVEベスト男優賞他受賞。
近年の主な出演作品に、主演映画『マニアック・ドライバー』(21/光武蔵人監督)
『裸足で鳴らしてみせろ』(21/工藤梨穂監督)
『激怒』(22/高橋ヨシキ監督)
『グッドバイ、バッドマガジンズ』 (22/横山翔一 監督)
『夜のスカート』(22/小谷忠典監督)
『餓鬼が笑う』(22/平波亘監督)
『ケイコ 目を澄ませて』(22/三宅唱監督)
『ラーゲリより愛を込めて』(22/瀬々敬久監督)
『ちひろさん』(23/今泉力哉監督)などがある

 

長谷川 恭一 役:城戸 俊嶺

2010年9月13日 生まれ
主な代表作に

映画「ラーゲリより愛を込めて」山本顕一役
短編映画「TOMA2号」

Disney+ 『ガンニバル』相原友樹役

NHK連続テレビ小説「エール」戦災孤児

NHK LIFE!プレゼンツ「夜の連続テレビ小説うっちゃん完結編」3話息子役

CM『LOTTE 乳酸菌ショコラ「新しくなった篇」「チョコブロック製法篇」』などがある

 

市川 奈美子 役:うえき みゆ

1997年子役デビュー。2010年から本格的に芸能活動を開始する。

持ち前の明るさと笑顔を武器にCMを中心に活動。

舞台では空飛ぶ猫☆魂 西永貴文脚本「ハズレの部屋」「The Last Supper」では2年連続ヒロインを演じた。

最近では、カネカ食品「パン好きの牛乳」損保ジャパン「Driving!」マクドナルド「ハッピーセット」

NHK「カナカナ」笑点ドラマスペシャル「立川談志」などCM・ドラマ等マルチに活動中。

 

市川 由紀 役:森 恵美

狭山市下水野化け地蔵 / 栗原光男 監督

ストレージマン / 萬野達郎 監督

虹色はちみつ / 梅木佳子 監督

8月2日の約束 / 望月亜実 監督

ダイナマイト・ソウル・バンビ / 松本卓也 監督

欲望の怪物 / 松本卓也 監督

歌う!女探偵 / 大川祥吾 監督

赤い炎の女 / 松本卓也 監督

長谷川 希海 役:桑原 麻紀

大阪府生まれ

女優・モデルとして様々な作品に出演。
近年は映画やドラマの出演も多く重ねており

主な出演作品としては
映画
「僕らはみーんな生きている」
「無頼」
「ブラック校則」
「入曽地域交流センター」
「北風アウトサイダー」
「絶狼〈ZERO〉-BLACK BLOOD-」
「家族ごっこ」等がある。



市川 太一 役:トム キラン

1952年6月3日北海道函館生まれ。70歳。
医療と介護に精通したケアマネージャーとして仕事をしていました。
介護福祉士資格も持ち長い現場経験があります。
これらの仕事経験の中でいろいろな虐待ケースに直面し行政に繋いできました。
65歳から芝居をはじめ小劇場中心に活動し、一昨年から映像へシフトし数々のオーディションに受かり現在まで短編・長編映画とMVとCM等20本近く出演しています。
「ラブ・ミー」も自分の仕事経験から是非出演したいとの想いでオーディションを受け合格しました主人公のお爺ちゃん役で出演しています。

 

長谷川 貴史 役:石綿 大夢

神奈川県出身。1989年2月15日生まれ。
明治大学大学院文学研究科演劇学専攻修士課程修了。

2007年から舞台を中心に活動を開始。30本以上の舞台に出演。その後、アップスアカデミーにて演技を学び、映像作品にも出演。

主な出演作として、Bunkamura30周年記念公演「民衆の敵」(18)や
映画「エッシャー通りの赤いポスト」(21)、

WOWOW「ダブル」(22)
TBS「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」
「アンファー/スカルプD」Webムービーなどがある。

 

 

監督コメント 野火明

誰でも子どもだった頃があります。子どもの頃に『これはひどすぎる』と思う事が時々あったのではないでしようか?
時々、児童虐待で子どもが死亡した。という報道を目にすることがあります。
テレビのコメンテーター達は虐待をした親、あるいは親の交際相手などを、極悪非道な鬼のような人間で、自分達とは違う人種のように言うことが多い気がします。
本当にそうでしょうか?
実際には、小さな児童虐待は、ほとんどの親が時々してしまっているのではないでしょうか?
その小さな児童虐待が、段々エスカレートしてゆき、大きな児童虐待になり、そして子どもが死んでしまう結果になってしまっているのではないでしょうか?
一週間におおよそ一人の子どもが命を落としています。命を落とすギリギリだった子供はもっと多いはずです。
全ての親は児童虐待をしてしまう可能性があると思うことが、児童虐待を無くす事につながるのではないか?そのような思いで『ラブ・ミー』という映画を製作しました。

■ 児童虐待を無くすには、どうしたらよいのか?

児童虐待をしていても、ただのしつけだと思っている親や教師が多くいます。また、子どもが見ているのに、父親が母親へ暴力を振るう事も児童虐待なのですが、それを分かっていない親も多くいます。
映画、テレビドラマ、漫画等で、もっと児童虐待の問題が扱われれば、多くの人々が児童虐待について考えるようになるのではないでしょうか?
映画『ラブ・ミー』を日本全国の映画館で上映する事で、多くの人々が児童虐待について関心を持ってもらう事が出来るのではないかと思います。

野火明 プロフィール

1992年に短編映画『ダイヤモンドの月』で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 1992 オフシアター部門 グランプリ受賞  
1992 第一回 BJ CINEMAだいすき!映像大賞 グランプリ  
ひろしま映像展 1995  グランプリ 
1996年に堤真一 出演『シーレットワルツ』で商業映画デビュー。
ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 1996 ヤング・ファンタスティック・グランプリ部門 南俊子賞受賞・シドニー国際映画祭1996 正式出品
2011年長編映画『蟻が空を飛ぶ日』完成。・ ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2011正式出品 2011年 ひろしま映像展2011グランプリ受賞。2011年ヒューストン国際映画祭2011金賞受賞  
2013年3月『蟻が空を飛ぶ日』東京・新宿ケイズシネマで劇場公開。
2018年短編映画『東狂物語』プチョン国際ファンタスティック映画際2018正式出品
2019年長編映画『女の仕事』ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019正式出品
2019年12月亜沙美主演長編映画『ツングースカ・バタフライ』劇場公開
2023年『女の仕事』東京・大阪・名古屋で劇場公開


道上愛弓 木村知貴 城戸俊嶺 うえきみゆ 桑原麻紀 トムキラン 石綿大夢 城戸晴慶 赤田耕哉 川口葵 佐藤風和 真砂豪 佐乃美千子 見里瑞穂 市原茉莉 青根智沙 佐藤光 松緯理湖 谷洋幸 松林慎司 アライジン 篠木陽心 藤原麻由里 森恵美 
プロデューサー:野火明 撮影:根岸憲一 照明:佐藤仁 撮影セカンド助手:平井諒 撮影・照明助手:中村和邪 小松友哉 町田智哉 時光佑輔 黒岡昇己 斉藤湧平 録音: 田島幸 鳥越利彦 池田さのみ ヘアメイク:平林純子 沖縄ロケヘアメイク:capri 平良夏織 沖縄ロケスチール:きゅ~
音楽:hoto-D VFX:内田剛史 制作応援:稲葉祐子 太三 星野佳世 森川一重 末田佳子 齋藤翔太郎
撮影協力:蒲生映与 和智右桂 春園幸宏 岩瀬博太郎 石原憲治 泉水美和子 フラワーショップ花寿美 比企フィルムコミッション
協力: YKAgent Brilliant・C ACT芸能進学校 スマイルモンキー グリーンメディア ラ・セッテ バウムアンドクーヘン 
製作:ワイルドファイア  脚本・監督・編集 野火明