女の仕事
10月14日(土)~10月20日(金) 料金 一般 1,800円
10月28日(土)~11月3日(金祝) 料金 一般 1,900円
11月18日(土)~11月24日(金)*前日の木は祝日 料金 一般 1,700円
全国特別鑑賞券 1,500 円(税込み)劇場窓口でお求めの方に先着プレゼント付
*三館とも一週間限定レイトショー。全日登壇イベント開催予定(リモートも含む)詳細は各劇場10日前に情報解禁予定!※登壇ゲスト内容など予告なく変更の可能性あり ※開演日時は各劇場にお問い合わせください
他、順次全国ロードショー *R15+
政府にとって都合の悪い人物はAIによって探し出され、秘密の暗殺部隊によって密かに消されてしまう恐ろしい国となった未来の日本。暗殺部隊の女と、そのターゲットの男との間に芽生えた禁断の恋。女は愛する男を殺す事は出来るのか?極限のラブストーリーを体験せよ。

戦争が終わって78年。戦争の記憶は薄れ、ロシア・ウクライナ戦争が始まり、台湾有事が心配されている。戦争前の空気が漂い始めた今、前の戦争の時と同じような日本になってしまう可能性はゼロではない。という発想からこの映画は生まれた。

【ストーリー】
一見すると現在と何の変わりも無い平和な未来の日本。
大野(品田誠)という売れない漫画家がいる。彼は旧日本軍が侵略した海外の地の女を犯しては殺す漫画を描いて、少数のエログロ漫画ファンに支持されていた。大野はある日偶然出会った女、チサ(長谷川千紗)と恋に落ちる。だがチサには秘密の仕事があった。それは政府が組織する秘密の殺人部隊の仕事だった。反戦訴えるジャーナリストや文化人等、政府にとって都合が悪いとAIが判断した人間たちを暗殺するのだ。チサは大野を暗殺するために彼に近づいたのだった。だが、チサは大野に本気で恋をしてしまう…。チサと大野の奇妙な同棲生活がはじまる。

本作は W 主演。大野を演じるのは品田誠。鬱屈とした日々を送る売れない漫画家をコミカルに演じる。
そして彼を殺す事を命じられた女、チサを演じるのは長谷川千紗。殺しのターゲットの男に恋してしまい、揺れ動く
女心を抜群の演技力で演じている。
劇中強烈なインパクトの加藤絵莉。準主役は暗殺部隊のボス役の森恵美。同僚に劇団癖者を主催の下城麻菜。“プロ雀士”の顔を持つ西川莉子。『I AM
JAM ピザの惑星危機一髪!』『凪の憂鬱』の辻凪子。漫画雑誌の編集者役に『グリーンバレット 最強殺し屋伝説国岡 合宿編』の松本卓也。ネット弁慶な社会批判家インフルエンサー役に『PARALLEL』のひと:みちゃんら猛者達が脇をキラリと固める!

品田誠 コメント&プロフィール
もし撮影当時の自分にこの5年で起こった様々なことを伝えたら、きっと信じないだろうなと思います。
目まぐるしく変わりゆく世界を前にしていると『女の仕事』で描かれている世界も決して絵空事ではなく、あり得ない世界ではないと思わされます。野火監督の静かに燃える炎の中、極限の状況を長谷川千紗さん、チームの皆さんと走り抜いた撮影期間でした。公開に心から感謝します。
1992年、北海道生まれ。『麻希のいる世界』(塩田明彦監督)、『リスタート』(品川ヒロシ監督)、『飢えたライオン』(緒方貴臣監督)、『恋愛依存症の女』(木村聡志監督)、ドラマ『明日、私は誰かのカノジョ』などに出演。
2018年、若手俳優にスポットを当てるthe faceにて全国5箇所で特集上映が行われた。監督としても『鼓動』など数本を監督している。

長谷川千紗 プロフィール&コメント
この映画を撮影したのは、2018年の冬でした。この5年間で、私自身も、世界も大きく変化しました。この映画には5年前の必死に作品に向き合ったみんな、そして世界が焼きついています。眩しく、懐かしく、羨ましく、はがゆく、恥ずかしく、もどかしく5年前のみんなで必死に作ったものが、たくさんの方々の目に触れる機会を頂けて本当に嬉しいです2001年に演劇を始め、その後、数々の舞台に出演。2016年『憂鬱な花』で主演と脚本を担当。その後、活動の場を映画に移し、出演を続ける2021年『くっつき村』2022年『極私的生誕40周年記念映画』を監督現在、初長編監督作品『エターナルラブが蔓延した日』が公開予定。日本芸術センター第8回映像グランプリ、2018年度ピンク大賞新人女優賞受賞。2021年度ゆうばり国際ファンタスティック映画祭優秀芸術賞受賞

野火明 プロフィール&コメント
『女の仕事』は紛れもなく、ラブストーリーであり、アクション映画です。アクション映画では、アクションを見せるのではなく、人間を見せる事、描くことが一番大事な事だと思ってこの映画を作りあげました。極限の状況で人間は愛を貫くことが出来るのか?愛とは何か?観客のみなさまも是非この映画をご覧になり、極限の愛を体験してください。写真家として、黒澤明・フランシスコ・コッポラ等、多くの映画監督や俳優のインタビューの撮影をつとめる。その傍ら自主映画を制作。1992年短編映画『ダイヤモンドの月』が数々の賞を受賞。1996年『シーレットワルツ』、2013年『蟻が空を飛ぶ日』劇場公開。TOKYO月イチ映画祭の主催者も勤めている。

著名人推薦コメント
「女の仕事」…なんと言っても、このタイトルが秀逸。女の仕事?なんだろう?まさか身体を売る仕事にこんな短絡的なタイトルつけるわけもないし、えっ、何!?️と、見るものの想像力を刺激し続ける実にナイスなタイトルではないか!見たくなったね!(笑)実のところ、殺し屋を仕事とする女の物語。こうなると、『蟻が空を飛ぶ日』という殺し屋映画の快作を撮った野火監督の得意分野。あとは心して、ヒロインを演じた長谷川千紗の繊細で微妙かつ力強い演技に震えろ!
池島ゆたか/映画監督
三劇場推薦コメント
90年代の始めに、溢れ出す血まみれの狂騒的世界を無残な美しさで圧倒した野火明監督が帰ってきた。
且つてのグロさは影を潜めたものの、エロスもアクションもファンタジックさも兼ね備え、日常の穏やかな世界をジャンプした。メジャーでは女諜報員「リボルバーリリー」のアクションもあれども、インディペンデントでは女必殺仕事人「女の仕事」。仕事人野火明も、まだまだメジャーに負けない。そして、主演の品田誠、長谷川千紗の儚さに、ひと:みちゃんの無様さに、辻凪子の下品な会話にも乾杯。
家田祐明/K's cinema番組担当
“未来の日本”を舞台に平和ボケに警鐘をならしつつ、”仕事”を通して血が通った人間を描く。
自主映画だからこそ描ける表現と物語。野火監督の心意気をしっかりと受け止めたいと思います。
菅野健太/シアターセブン支配人
エロ漫画家と女殺し屋とのラブストーリーという異色な設定が、妙な共感を呼ぶ野火明監督の意欲作。ぼうようとした品田誠と大胆な脱ぎっぷりの長谷川千紗に見所あり。
木全純治/シネマスコーレ代表

【キャスト】
品田誠 長谷川千紗 森恵美 加藤絵莉 下城麻菜 辻凪子 いとうよしぴよ 西川莉子 川口貴弘 松本卓也 上西雄大 ひと:みちゃん いとうたかし 蒲生映与 天白奏音 森りさ 真柳美苗 徳永訓之 北林佑基 石原邦久 矢口明子 矢口美結 高畑保弘 郡司博史
【スタッフ】
監督・脚本・撮影・編集:野火明
共同脚本:木島悠翔 録音:吉田康弘 ヘアメイク:進士あゆみ 絵本イラスト:前谷至竜 ガンエフェクト:富永音夢 音楽:hoto-D 特殊効果:内田剛史
英語字幕:松田慎介 KVデザイン:岡田大悟 協力:和智右桂 杉崎智久 春園幸宏 末田佳子 ブエノ 岩崎友彦 機材協力:(株)タムロン 製作:ワイルドファイア 2022年/日本/99分/ビスタ/カラー/ステレオ/R15+